DTM いわゆるパソコンを使った宅録は、
僕の数少ない趣味である。
元来、不器用で要領が悪いので、打ち込みはあまりやらない。
幸い、弾き語りをやっているので、歌とギターはそこそこできる。
マイク一本立てて、歌を録音したり、アコギを録音したり。
マイク二本立てて、弾き語りを録音したり。
でも、30歳になって、弾き語りを再開するまで、
最低限の機材はあっても、ちっともやる気が起きなかった。
なんせ自分も下手だわ、音は悪いは、なにをどこから改善すればいいのか、
ちっとも分からなかった。音楽活動と一緒(音楽活動に関しては今もさっぱり)。
今から思えば、その時の機材はオーディオインターフェースを兼ねたMIDI音源と
ダイナミックマイク一本とコンデンサーマイク一本だけだったから、
音がイマイチなのも納得である。
なよなよとした音と、ろくでもない歌とギター。やる気が起きる方が不思議である。
パソコンとMIDI音源はUSBケーブルでつながっていて、その通信速度が遅いもんだから
音が遅れて、歌を録音するのも、一苦労。その辺の電気屋の、
二束三文のケーブルだったから、今思えば、納得の遅さだ。
事実、30歳を少し過ぎたころ、そこそこ良いUSBケーブルに買い替えた時の衝撃は、
生涯忘れないであろうスピードアップだった。おかげでしばらく、ケーブルの迷宮を
彷徨うほどに。
でもまぁ、弾き語りを再開して、バンド生活後半に買ったハンディレコーダーで、
へたくそな歌を、少しづつ録音を始めた、それは素晴らしい決断だったと思う。
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