2018年1月26日金曜日

良いものは良い

どんなものにだって、まずはじめの段階で、

入門編みたいな道具があると思う。

それほど高額でない、そこそこ使える道具である。

そこからは、その都度、実力に応じてステップアップしていく

ものもあれば、入門キットで長い間まかなえるものもある。

最近すごく感じることは、身体感覚やセンス、五感、を伴うものは

ステップアップでは遅いのではないかということ。

その類のものは、そのものに慣れたあとは、一足飛びで一級品に

触れることで育ってゆくものが大きすぎるように思う。

物にあふれた時代は、手が出やすい価格帯でまぁまぁ良い、

という商品で溢れている。その中には、ものすごいコストパフォーマンスの

商品もあるだろうけど、それはそれであって、そのジャンルの一級品ではない。

どのジャンルの技術でも、高額だが業界のド定番みたいな道具があるはずで、

それがもたらす恩恵は計り知れないなと思う。