2018年4月14日土曜日

宅録

ハンディレコーダーで録音し始めたきっかけはなんだったか。

たしか友達から、ライブ出演を頼まれて、ついでにバックで弾いてもらう話に

なったのがそうだったか。リード練習用に録音して音源を渡した。

確か月下美人と昼間の月やった。昔の曲はほとんど忘れていたから、昼間の月は

このライブのために作った曲やったかも。

ほんなら、弾き語りを再開のきっかけと、宅録再開のきっかけは同じやったんか。

それから、練習のたびに録音して、エフェクターで加工したりして、

この辺をこうしたらいいのか?とか、ここの音色が変だとか、ここのギターが強すぎる

とか、弱すぎるとか、声がなじんでないとか、色々と考えていた。

そうこうしてるうちに、淡い期待と共に、チラシと無料デモCDを作って配ったりを

始めた。

何かにつながったようでもあるし、何にもならなかったようでもある。

しばらくそんな活動を続けていると、もっとどうにかならない?この音。と

ふつふつと、そんな考えが浮かび上がってきた。自分の実力はさておき、機材を

変えればなんとかなるんでないか?と思ったのである。僕の悪い癖。

色々と調べると、世の中にはマイクプリアンプってものがあると知る。

ふむふむ?ベース弾いてるときにも使ってたプリアンプの仲間かな?

音が良くなるって聞いてたけど、イマイチわからなかったけど。

手を出しやすい価格のものもあったのもあって、一度試してみようと思った。

なにをどうすれば良いか分からないから。

買ったのはBEHRINGER MIC200 TUBE ULTRAGAIN 5000円くらいのやつ。

賛否両論ある機材だが、音が変わるなら、なんでも良かったから買ったんだと思う。

機材が届き、早速つないで音を出してみる。

正直、安物の部類に入るものだし、仕事で使えるレベルじゃないって評価も多かった

から、どんなもんかと思っていた。

だからすごく驚いた。

めちゃくちゃ音変わるやん!!??

音の迫力、鮮明さ、存在感、すべてが違った。

それからしばらくは、とても宅録が楽しくなった。

やっとこさ、なんかいいじゃないか!?って音になったのだ。

でも、やっぱりまた、むくむく湧き上がってくる思いがあったのだ。

もっと良くなるんじゃないか?って。

たぶん僕が、自分の実力を信じられなくなった時、湧き上がってくるんだと、

今なら分かる。

その時の僕には、自分のことさえ、右も左も分からなかったから、

新しい機材を導入することにしたのだ。

良いコンデンサーマイクを買おうって決断したのだ。






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